毎年受けている健康診断。結果の封筒を開けても、英数字と矢印(↑↓)が並んでいるだけで「で、これって大丈夫なの?」と首をかしげたまましまい込んでいませんか。

私もずっとそうでした。40代になって「さすがに真剣に読まなきゃ」と思い、かかりつけ医に聞きながら少しずつ理解を深めてきました。この記事では、40代が特に意識したい項目と数値の読み方を、専門用語をできるだけ使わずにまとめます。


健康診断の結果区分の意味

判定意味次のアクション
A異常なし来年また受診
B軽度の異常(要経過観察)生活習慣を見直す
C要再検査数週間以内に再検査
D要精密検査早めに専門医を受診
E治療中現在の治療を継続

**大切なのは「判定の文字」より「前年との変化」**です。AからBに変わった、数値が毎年少しずつ上がっているなど、トレンドを見ることが40代の健康管理の肝です。


40代が特に注目したい5つの項目

1. 血糖値(空腹時血糖 / HbA1c)

  • 空腹時血糖: 126mg/dL以上で糖尿病疑い、100〜125で「境界型」
  • HbA1c(ヘモグロビンA1c): 過去1〜2ヶ月の平均血糖。6.5%以上で糖尿病疑い

40代は糖尿病の発症リスクが一気に上がります。空腹で採血しているか(飲食した場合は数値が上がる)も影響するので、前日夜から当日まで食事制限を守ることが正確な数値につながります。

2. LDLコレステロール(悪玉)

  • 基準値: 60〜119mg/dL
  • 要注意: 140mg/dL以上
  • 治療検討: 180mg/dL以上

LDL単独より「LDL ÷ HDL」の比率(LH比)が2.0以下かどうかも重要です。HDL(善玉)が高ければLDLが少し高くても相対的にリスクが下がる場合があります。

3. 中性脂肪(トリグリセリド)

  • 基準値: 30〜149mg/dL
  • 要注意: 150mg/dL以上

中性脂肪は食事・飲酒・運動不足の影響をダイレクトに受けます。前日に揚げ物やアルコールを摂ると翌朝に跳ね上がることも。一時的な高値かどうかは生活状況と照らし合わせて判断しましょう。

4. 肝機能(ALT / AST / γ-GTP)

  • ALT(GPT): 30U/L以下が目安。脂肪肝の早期指標になりやすい
  • γ-GTP: 飲酒の影響が大きい。お酒を飲まないのに高い場合は要注意

40代は脂肪肝が増える年代。ALTが毎年じわじわ上がっているなら、食事の内容と体重を振り返るきっかけにしてください。

5. 血圧

  • 正常: 収縮期120mmHg未満 / 拡張期80mmHg未満
  • 高血圧: 収縮期140mmHg以上 または 拡張期90mmHg以上

健診での1回測定は「その場の緊張」で高く出ることがあります(白衣高血圧)。気になる場合はドラッグストアの測定器で自宅測定した値と比べてみてください。


「再検査」と言われたときの動き方

「再検査」の通知が来ると不安になりますが、**多くは「測り直し」か「一時的な変動の確認」**が目的です。

手順:

  1. 通知から3〜4週間以内に受診(早すぎても数値が落ち着いていない場合がある)
  2. かかりつけ医か健診機関に問い合わせる
  3. 追加の血液検査や尿検査を受ける

「D:精密検査」の場合は早めに専門科(内科・消化器科など)を受診しましょう。


数値を毎年記録する習慣を

健診結果は捨てずに手元に残しておくのが理想です。私は年ごとに数値をメモ帳にまとめていて、「去年より中性脂肪が下がった」「血糖値が3年連続で上がっている」など変化に気づきやすくなりました。

スマホのメモやExcelでも十分ですし、お薬手帳に貼っておくのも便利です。40代からの健康管理は、1回の数値より年次の流れを見ることが肝心です。


健康診断は「異常を発見するため」だけでなく、「自分の体のトレンドを知るため」のツールです。毎年の結果を少しずつ読み解く習慣をつけると、何十年も先の体に返ってきます。